社会人サークルの友人関係

人間は、どこかのコミュニティに所属している意識がないと、社会的に孤立してしまいます。社会人になると、仕事以外のコミュニティに所属することが極めて難しい状況になり、そのために人間関係が薄くなってしまいます。社会人サークルでは、そのような仕事以外のコミュニティを持つことで、人間関係を構築して幸福度を高めていくことができます。

丹沢縦走
丹沢縦走

幸せ=豊かな人間関係

豊かな人間関係を構築することができれば、幸せを広げることができます。1人で過ごしているよりも、一緒に過ごす仲間がいた方が幸福度が高まる傾向があります。豊かな人間関係は、どうして幸福度が高まるか?と言えば、いつまでも飽きがこないからです。シンプルすぎる人間関係では、同じ仲間から聞いたような話ばかりになってしまい、刺激が少なすぎて飽きてしまうのです。

友人というのは刺激しあうもの

友人というのは、一方的にサービスを提供するような関係では成立しません。事業者とお客様は、友人の関係になり得ることはありません。友人というのは、お互いに刺激しあって向上しあえるのが良い関係ということになります。

仕事以外のコミュニティ

社会人になると、仕事以外のコミュニティに所属意識を持つことが難しくなります。そうすると、新しい友達ができづらい状況になってしまうのです。社会人になると、どうしても「仕事優先」になってしまうので、新しい人間関係を作ることが難しくなってしまうのです。そうだったとしても、仕事以外のコミュニティで人と出会うことがなければ、新しい人間関係を広げていくことはできないでしょう。

仕事ではないコミュニティ

社会人サークルは、仕事ではないので、仕事のように「頑張る必要」を求められません。自分が嫌だと思ったら、辞めればいいんです。ただし、「都合よくコミュニティを使いたい人」もしくは、「タダ乗りしたい人」が集まる集団になると、サークルを継続することが不可能になります。サークルは、特定の人が無償奉仕する場所ではないからです。

そのため、サークル継続を考える上では、皆が少しずつ支えあうような集団を目指す必要があります。都合よく利用だけしようとする「いいとこ取りしようとする人」を排除する必要がでてきます。例えば、自分がイベントを開催しない男性、もしくは全くイベントに来ない女性などです。そういった人間の循環がないと、コミュニティの維持も活性化もできません。

仕事ではないコミュニティにおいては、その人柄、信頼関係が重要になってきます。いちど「信頼できない人」と思われると、誰も近寄らなくなってしまいます。

複数のコミュニティに所属する

仕事以外の複数のコミュニティに所属することは、人間関係を充実させる上で重要になります。複数のコミュニティに所属して、そこで「居場所」をつくるためには、そこに「最低限の貢献」をしなくてはいけません。例えば、20代女性なら「雰囲気が良くなるから」という理由のみで歓迎されますが、30代、40代男性でそれは許容されません。自分が何ができるかということは、常に頭に入れておく必要があります。

理想を自分で切り開く

気の合う仲間と有意義な時間を過ごす=楽しいと感じる訳です。親しくない人と過ごす時間は、苦痛と感じるかもしれません。もしくは、登山サークルに気軽に入ってみたけど、登山自体が楽しいと感じないかもしれません。誰が参加してくるか分からない社会人サークルでは、自分が気が合う人と巡り合うために何度も参加して・・・と考えると気が遠くなってしまいます。

長期的な人間関係を作る

短期で終わる人間関係であれば、お互いに表面的な付き合いで終わります。人間が相手に親切にしようと思えるのは、長期的な人間関係を構築できると考えているからです。長期的に付き合いを持てると考えない場合には、誰もそこにリソースを投入しようと思いません。サークルのイベントに参加して、まったく気が合わない人と一緒に「1度きりの登山」をしたところで、自分の役に立つとは思えないでしょう。

コミュニティ維持に対する貢献

社会人サークルは、代表者がサービスするような団体ではありません。代表者だけが頑張ってイベントをやるのでは、継続することが極めて難しいからです。もしくは、自己承認欲求が高い人がイベントを開催するだけでも、継続することはできません。そこには、コミュニティを形成して、自分もその仲間の一員となりたいという「動機」が必要になります。

登山は競争なきチーム戦

登山は、自転車のロードレースのようにチームで行うものです。しかも、登山は競争して登るものではなくて、全員が達成感を得ることができるスポーツになります。そのため、登山リーダー、サブリーダーなどの役割がサポートしながら、全員で一緒に達成する喜びを楽しむことができます。

飽きさせない工夫が必要

人間というものは、同じコミュニティで同じことをしていると「飽きる」ものです。そのため、飽きさせないためには、メンバー間でアイディアを出し合うことが大切になります。