登山の需要

山岳会の高齢化と衰退

全国の山岳会は、新しい若い人を入部させることが出来ず、高齢化と衰退の一途を辿るものが多くなっています。かつて、日本の冬山を極めて、ヒマラヤ山脈を目指すという山岳会は、高齢化で消滅に向かっています。

今では、単独で難しい山に登ったりする人もいて、Youtuberなどでソロで極めてリスクの高い登山をするMARiA氏などもいます。

登山アプリの登場

登山アプリの登場により、地図などを全く持たない「お気軽な登山」をする人も増えました。ほとんど準備をせずにアルプスに行ったりする人も増えています。ソロでも地図アプリを持っていれば、比較的安全に登山を出来るようになっています。

登山情報を集めることも容易になって、自分のレベルに合わせて登山を楽しむことができます。富士山0合目からチャレンジしてみたり、丹沢などの近場に宿泊するのも良いでしょう。

アウトドアの貴族化

最近は、2000年代に比べて山小屋の価格、そして山の装備価格も上昇傾向があります。

自分らしい山登り

自分らしい山登りは、ソロ登山でこそ発揮されると言っても良いでしょう。他の人にお任せ登山では、自分らしい計画を組むことができません。山小屋で意気投合して「一緒に登りましょうか」と言うことになっても、相手の実力が分からない以上は、一緒に登らない方がいいということです。

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根滑落の記録は、山小屋で出会った2人で行動したために起こってしまった事故かもしれません。6:30出発予定なのに何故か3;30に起床して4:30と暗いうちに出発した上で、夏の登山道の方に道を間違えて進んで滑落してしまいます。

黒戸尾根は、夏山でも難易度が高い場所として知られており、冬山だとなおさら注意を要する場所です。単独で行くと決めたら単独で行けということです。パーティを組むならば、それなりに信頼できる相手と組めと。

コミュニティの重要性

即席登山をしないためにも、やはり「コミュニティの重要性」は欠かせません。日頃から登山を通じて交流があれば、山でも意思疎通を取りやすくなります。

大人数登山の危険性

大人数登山で遭難事故となると、北海道トムラウシ山の遭難事故(2009年7月)があります。18人が参加するツアーで8人が死亡する事故になりましたが、自力下山する人もいました。つまり、体力差が著しいと「まとまった判断」が出来ず、事故が起きやすくなるのです。

本来、高尾山で18人が歩くというのと、北海道の縦走で18人が歩くのは、全く違います。北海道の縦走で8人で歩くのは、それ自体が無理のありすぎる設定なのです。即席パーティの18人は、年齢・体力ともにバラバラです。