富士山は、日本で最も高い山(標高 3667m)として知られています。2013年に世界遺産に登録されて以降、その知名度をあげており、毎年のように登山客が増加を続けています。富士山が登れるのは、7月上旬~9月上旬の2か月間で、その間に多くの登山者が訪れます。
富士山の4つのルート
富士山に登山するには、4つのルートが存在しています。山梨県側から登るのは、「吉田ルート」です。静岡県側からは、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートがあります。いずれも、五合目に登山口があります。
吉田ルート登山口:富士スバルライン五合目
須走ルート登山口:須走口五合目
御殿場ルート登山口:御殿場口新五合目
富士宮ルート登山口:富士宮口五合目
この中で最も人気があるのは、「吉田ルート」であり、山小屋も充実しています。
富士山のアクセス
富士山にアクセスするのは、山梨側と、静岡側からのアクセスがあります。
山梨側からのアクセス
首都圏から最も簡単にアクセスする方法は、新宿駅から五合目行きの直通バス(3800円)に乗車することです。早朝6:45始発(9:20分着)があり、健脚なら日帰りが可能になりますが、基本的に宿泊が奨励されています。
首都圏から電車で行く場合には、新宿から大月駅などにアクセスして、大月駅から富士山駅まで富士急行線を利用することになります。もしくは、新宿からバスでダイレクトに河口湖駅まで行って、そこから富士山五合目を目指す(河口湖駅⇔五合目 往復2,100円)方法もあります。
静岡側からのアクセス
静岡側から「須走ルート」須走口五合目は、JR御殿場線「御殿場駅」(片道1780円、往復2400円)または小田急小田原線「新松田駅」(片道2100円、往復3700円)から路線バス(予約不要)がある。
静岡側から「富士宮ルート」富士宮五合目は、三島駅、富士宮駅から路線バス(予約不要)で富士山五合目にアクセスすることになります。
富士山頂のお鉢巡り
富士山頂は、ぐるっと1周を1時間ほどで巡ることができます。「お鉢巡り」と呼ばれていますが、難所が2ヵ所あります。1ヵ所目が富士山の山頂で最も高い位置に行く「剣ヶ峰」に至る傾斜である「馬の背」です。2ヵ所目が東側の神社を過ぎたあたりの岩場の細いルートで、冬場にニコ生主が転落事故を起こした場所です。
岩手山にもお鉢巡りはありますが、富士山の火口の大きさは岩手山の比ではないぐらいデカいもので1周で1時間以上もかかります。ただ、岩手山のお鉢巡りは、富士山に比べても滑落の危険度がさらに高くなっています。富士山のお鉢巡りは、危険な場所は2ヵ所ぐらいのもので、夏場であれば、気を付ければ転落の危険性は低いものです。