2025年7月24日~7月27日(3泊4日)
宿泊:コテージ
参加:ゆるドア5名
目的:雌阿寒岳・羅臼岳・斜里岳
予算:航空券・レンタカー・宿泊費ほか
100名山の達成を目指す男、ゼンさんの発案によって、ゆるドア初の北海道遠征となりました。3泊4日の日程で、大自然の北海道・知床100名山の3座登頂を目指す贅沢なプランです。



今回は、めでたく「知床の100名山を3つ登頂する」という目標を達成することができました!
Day1 雌阿寒岳
8:45 女満別空港に集合
女満別空港に集合して、北海道の旅が始まります。

トヨタレンタカーで予約した車を借りて、途中で熊スプレーをレンタルするために「阿寒湖温泉郷」に向かいます。熊スプレーをレンタルして、そのまま「雄阿寒岳」に向かいます。
11:20 雌阿寒岳の登山開始
北海道に到着してすぐに雌阿寒岳に向かって、登山を開始していきます。駐車場に車を停めて、硫黄の匂いがする所から入山していきます。

最初に松の樹林帯を通り、そこから岩場に入っていくコースになります。樹林帯を抜けると、迫力がある絶景が広がっていました!

山頂付近は、ほとんど岩場であり、迫力があります。

13:40 雌阿寒岳に登頂
雌阿寒岳に登頂となります。山頂からは、北海道らしい雄大な自然を見ることができました。

公衆浴場グリーン温泉
日帰り大人500円で入浴することができました。ビジネスホテルにもなっているようで、宿泊も可能ということです。
住所:北海道斜里郡斜里町港町7−4

豚匠サチクで焼肉
下山後は、豚匠サチクで焼肉を食べました。予約なしで行きましたが、すんなりと入店することができました。養豚場を営んでいるので、新鮮な豚肉を食べることができます。


知床の夕暮れ
宿泊した場所から知床の夕暮れを眺めました。

Day2 羅臼岳
5:00 コテージを出発
雌阿寒岳の疲れも残っている中の登山になり、疲れも残っている中で登山に向かいます。
秘境知床の宿 地の涯
「秘境知床の宿 地の涯」は、改装中らしくて運営していませんでした。山の中に建設されているホテルとしては、立派なホテルだと思います。

木下小屋
木下小屋で熊スプレーをレンタルしようと試みますが、管理人に「そんなものは必要ない」と断られます。ただ「熊に会う可能性があるから、会ったら冷静に」というアドバイスを受けます。
木下小屋は、簡易の小屋であり、素泊まり(3000円/泊)のみで、寝具・食事の提供はありません。テント泊よりも安全・快適に過ごせて、宿泊者は温泉に入ることもできるということです。

弥三吉水 羅臼岳
羅臼岳の山頂まで中間地点に当たる場所に「弥三吉水」があります。頂上までは4.3キロという表示があります。


銀冷水
水辺がある銀冷水からは、頂上まで2.5キロになります。

大沢入り口の看板
羅臼岳の「大沢」は、その名の通りに沢になっていて、7月上旬頃まで雪渓が残っています。7月上旬までは、雪渓歩きとなります。7月後半になると、さすがに雪渓が溶けてなくなります。

羅臼岳の大沢
真夏だというのに、残雪を見ることができます。ただ、7月後半ということもあり、登山道上で雪を踏むことはありませんでした。

羅臼平キャンプ指定地
羅臼平キャンプ指定地からは、羅臼岳を望むことができます。

羅臼岳 最後の登り
羅臼平(テント場)で小休憩した後、羅臼岳に一気にアタックをかけます。

11:40 羅臼岳に登頂
羅臼岳の頂上には、何故か大量のバッタがいて、衝突してきます。何でこんな所にバッタがいるのか謎。天気が良くて、遠くまで見渡すことができます。

夕陽台の湯
下山後に温泉に入ります。500円で気軽に入ることが出来て、良い温泉でした。

番屋で海鮮丼
斜里町にある「番屋」で海鮮丼(3200円)を食べました。

Day3 斜里岳
5:30に宿泊した場所を出発して、車で斜里岳を目指します。6:10分頃には、斜里岳の駐車場・清岳荘(斜里岳山小屋)に到着しました。
清岳荘
清岳荘は、山小屋にしては珍しいコンクリート製の非常に立派な建物(2004年建築)になっています。1~3代目が雪崩・落雷などの被害を受けたことがあり、4代目の建物は立派なものになったようです。
1,570円(1泊素泊まり)で、300円で寝具の貸し出しもあります。1000円で熊スプレーのレンタルもあります。内部は清潔感があって、とても快適に過ごせそうでした。ここに連泊して拠点としてもいい気がします。

登りの旧道ルートは、渡渉を繰り返す沢登コースになっていて、靴を濡らしていく感じになりました。夏の暑い中で沢登り体験を楽しむことができました。



一般の登山道では滅多にない靴が濡れるような沢登りを存分に楽しむことができます。

9:50 斜里岳登頂
6:00から登山を始めて、9:50分に登頂を果たすことが出来ました。斜里岳の山頂からは、知床の大パノラマを見ることが出来ます。

新道で熊見峠へ
斜里岳は、旧道が沢沿いですが、帰りは危険なので新道を使います。沢に出ないように熊味峠の方に登っていき、そちらの方面から下山して、最終的に下山道で合流していきます。このルートは、意外と長かったです。

竜神の池
山の中に透明度が極めて高い小さな池があります。

12:30 斜里岳から下山
6:00頃に登山を開始して、12:30頃に下山することが出来ました。前日と違って、時間には余裕があるので、午後に少し観光をする時間があります。
道の駅 しゃり



15:00 ひがしもこと酪農館乳酪館
ひがしもことは、もともと東藻琴村で酪農チーズ作りが盛んな地域で、2006年に女満別町と合併して「大空町」となっています。ナチュラルチーズなどの加工乳製品が多く生産されています。



知床ごんた村 豊倉店
地元のチーズ、トマト、じゃがいもなどを用いたトマトカレー、ピザなどを食べました。北海道の新鮮なジャガイモが美味しかったです。



Day4 観光
最終日は、北海道・知床を観光することにします。
8:00に宿泊した場所をチェックアウトして朝食に向かいます。
ウトロ漁協婦人部食堂
朝食に海鮮丼を食べに行くと言うことで、「ウトロ漁協婦人部食堂」が8:30から営業しているので、そこに行って海鮮丼を食べます。

2300円で鮭イクラ丼を美味しく頂きました。

オロンコ岩
その後に近くのオロンコ岩(標高60m)に登って景色を楽しみました。

知床世界遺産センター
それから、すぐ近くにある「道の駅 うとろ・シリエトク」を訪問します。環境省の知床世界遺産センターが隣接されています。


オシンコシンの滝
道から入ってすぐの場所にあるオシンコシンの滝を見学しました。

天に続く道
約28キロメートルにわたってまっすぐ伸びる道です。

さくらの滝を見に行って、そこでサクラマスのジャンプを見ようとしましたが、実際に現地に行くと、昨日の時点で「クマが出没した」ということで、閉鎖になっていました。残念だと思いましたが、仕方ないので次の地点に行くことにします。
渡辺体験牧場
渡辺体験牧場に行って、ソフトクリームを食べました。牛さんを見ることができました。そこから「阿寒湖」の阿寒湖アイヌコタンで食事とお土産屋さんの見学をしました。それぐらいで時間が一杯になってしまって、空港に向かうことになりました。

ソフトクリームを食べる
夏に登山すると、体が熱くてソフトクリームいくらでも食べられます。

牧場の牛を見学
時間があえば「乳しぼり体験」も出来るようです。

阿寒湖畔の見学
阿寒湖畔で阿寒湖アイヌコタンを見学します。木製品などが沢山あります。

阿寒湖コタンで昼食
遅い昼食となり、エゾシカ肉 定食を同行者がオーダーして、貰ったら柔らかい肉で美味しく頂きました。

阿寒湖コタンを見た時点で、既に4:30頃になっており、そのまま女満別空港に向かうことにしました。空港までは、1時間ほどのドライブになります。
6:30 女満別空港
早めに女満別空港に到着して、8:00 羽田空港行の便を待ちます。
大まかな費用
宿泊費:12000円/3泊
航空券:16000円(往復)
他の交通費:13000円(往復)
レンタカー:6500円/人
ガソリン:2000円/人
食費:10000円
温泉:1000円(500円×2)
おみやげ:3000円
全体の感想
100名山を目指すゼンさんの誘いで、ゆるドア初の北海道遠征となりました。多分、私1人だったら北海道・知床を選ばなかったでしょう。アクセスは良くないし、熊も怖いです。知床の山を登るまたとない機会と思って、一緒に行くことになりました。
2025年1月頃から計画
航空券を予約したのは、半年前の1月頃で、レンタカーも3月頃に予約しました。当初、4人で行く予定でしたが、(予行演習の時に)後から1人が加わって5名で行くことになりました。コンパクトカーを予約したので多少の不安がありましたが、車種お任せがトヨタ・ライズだったので、何とか荷物を搭載できました。車の運転は、3名が交代で行いました。
3日間を登山に充てて、4日目に観光するという日程を予定通りにこなせて良かったのかなと思います。観光のことをあまり考えておらず、行き当たりばったり感があって、おまけに「さくらの滝」がクマ出没で営業していなかったり、阿寒湖いったけど観光船に乗る時間がなかったりしました。
それでも、雨の影響をほとんど受けず(4日目の帰りに大雨が降ったぐらい)さらに大きな怪我・事故などがなく終えられることができただけで、「今回のゆるドア遠征は成功だった」と言えるでしょう。