日本百名山である八幡平と岩手山を繋ぐ登山コースは、裏岩手縦走路と呼ばれており、日本100名山の2座(八幡平・岩手山)を繋ぐ全国の登山者にも良く知られ、日本を代表する縦走路になっています。八幡平エリアは、盛岡からバス1本で気軽に来れる場所になっています。
岩手南部の梅雨明けが7/31日で、それまで雨ばかり降っていました。足場が悪い可能性があったので、簡易ゲーターを付けました。
タイム 20:00 歩行距離:35.1km のぼり 2057m くだり2965m
- Day1 2024.08.013時間42分(休憩26分)
- 7:45 盛岡駅着
- 9:10 盛岡駅発
- 11:15 八幡平頂上着
- 八幡平レストハウス
- 12:00 八幡平頂上発
- 12:18 畚岳(もっこだけ)分岐
- 12:30 畚岳(もっこだけ)
- 八幡平の雄大な景色
- 13:30 諸桧岳
- 14:00 破損した木道
- 14:15 前諸桧岳
- 14:25 八幡平の展望
- 15:00 嶮岨森(けんそもり)
- 15:20 大深山荘の標識
- 15:35 大深山荘着
- 大深湿原
- 大深湿原の水場
- Day22024.08.0210時間51分(休憩51分)
- 5:25 大深山荘発
- 大深岳に登る
- 5:50 大深岳(おぶかだけ 1541m)
- 朝露で足元が濡れる
- 6:05 八瀬森の分岐
- 6:15 縦走は続く
- 6:55 小畚山(こもっこやま 1467m)
- 小畚山から三ッ石山
- 8:00 三ッ石山 1466m
- 8:05 三ッ石山 標識
- 8:50 三ツ石山荘着
- 9:15 大松倉山
- 10:30 網張温泉の分岐
- 10:40 犬倉山
- 犬倉山の水場分岐
- 10:05 犬倉山水場
- 12:00 地熱の危険地帯
- 12:35 黒倉山
- 13:05 切通の分岐(重要分岐)
- 鬼ヶ城コース
- 15:45 不動平分岐
- 15:55 不動平避難小屋
- 不動平分岐
- 16:15 8合目避難小屋
- 御成清水
- Day32024.08.035時間26分(休憩26分)
- 4:50 起床
- 5:45 登山開始
- 6:05 不動平から山頂アタック
- 山頂を望む
- 岩手山のお鉢巡り
- 山頂までのルート
- 7:05 岩手山頂上(薬師岳)
- 8:10 8合目避難小屋から下山開始
- 10:40 馬返し登山口キャンプ場に下山
- 11:15 タクシーが来る
- 縦走における食糧
- 1人で行動することの意味
- 荷物の重量
- 登山の記録が重要である理由
- 全体の感想
- 参考になる情報
Day1
2024.08.01
3時間42分(休憩26分)
岩手県南部が梅雨明けで、盛岡も天気が良く快晴です。
7:45 盛岡駅着
盛岡駅では、1時間以上の時間があるので、縦走登山に備えて、コンビニで食料などを買い込みます。
9:10 盛岡駅発
盛岡駅から「八幡平自然散策バス」に乗車して、八幡平の頂上を目指します。盛岡駅は、東北新幹線も停車する非常にアクセスの良い駅であり、首都圏から朝に出発しても、八幡平自然散策バスに乗れるように時間設定されています。
八幡平は、盛岡からバスで2時間ほどで行けちゃうので、日本百名山の中では「最も手軽にアクセスできる山」であるかもしれません。首都圏から新幹線でくれば、八幡平を観光して日帰りすることも可能ですが、「松川温泉峡雲荘」に宿泊して1泊を楽しむこともできます。
11:15 八幡平頂上着
八幡平頂上は、八幡平山頂とは異なることに注意が必要です。八幡平山頂は、この八幡平頂上から少しばかり歩かなければいけません。お昼前に八幡平の頂上に到着しました。八幡平の山頂は、過去にも来たことがあるのでパスして岩手山方面に向かいます。
八幡平レストハウス
八幡平レストハウスには、展望台、お土産屋さん、食堂などがあります。食堂はありますが、全く期待しない方がいいです。
ここの食堂で昼食を食べるのですが、メニューは少なくて、800円の牛丼をオーダーしました。出されたものも使い捨て容器に入った貧弱なものでしたが、セルフのお茶があったりしたのは良かったです。
12:00 八幡平頂上発
道路から登山道に入っていきます。
八幡平頂上から登山道に入っていきます。景色が良い標高1500メートル付近までバスで上がってきているので、最初から良い景色を楽しむことが出来ます。
12:18 畚岳(もっこだけ)分岐
畚岳(もっこだけ)に登頂したら、すぐに戻ってきて、岩手山方面に進みます。ここを飛ばしても構わないですが、畚岳(もっこだけ)は、景観が良いので行っておきたい場所でもあります。次の目標である諸桧岳までは、1.9kmと記載があります。
12:30 畚岳(もっこだけ)
八幡平縦走を始めてすぐに到達するのが畚岳(もっこだけ)です。八幡平山頂からは、大した苦労せずに登れるので、ハイキングのつもりで来るのも良い山です。
八幡平の雄大な景色
13:30 諸桧岳
畚岳(もっこだけ)からしばらく歩くと、諸桧岳に到着します。
14:00 破損した木道
八幡平の木道が破損した場所が多くて、注意して歩く必要があります。国立公園ですが、修復は行われないのでしょうか。昼間でも木道が朽ちてヤバいですが、夜道ならば非常に危険だと思います。
14:15 前諸桧岳
14:25 八幡平の展望
展望が開けて大パノラマです!ずっと先の方まで見渡すことが出来ます。
15:00 嶮岨森(けんそもり)
嶮岨森(けんそもり)からは、八幡平の魅力である雄大な自然を眺めることが出来ます。どこまでも続く山は壮観です。
15:20 大深山荘の標識
大深山荘まで、あと0.8kmと書かれてあります。標識の木がえぐられているのは、熊の仕業だと思います。
15:35 大深山荘着
大深山荘には、誰もおらず私1人でした。凄く綺麗な山荘を私1人で贅沢に使わせて貰います。水場は歩いて5分ほどの場所でしたが、水場にお花畑が広がっていて、とても綺麗でした。山荘入り口に協力金のボックスがあり、特に決まりはないのですが、1泊したということで、気持ち程度にお金を入れておきました。山荘では、楽天モバイルの電波が繋がりました。
大深湿原
お花も咲いていて、素晴らしい湿原になっています。
大深湿原の水場
大深湿原は、非常に美しい湿原地帯で、お花も咲いていたりして、癒しのオアシスとなっています。きれいな大深山荘ですが、近くに湿原があって癒されるとなると、誰もいない平日に友達ときて、ワイワイ騒ぎたくなりますね。
Day2
2024.08.02
10時間51分(休憩51分)
大深山荘は、結局1人で宿泊しました。昨日は疲れていましたが、1人の山小屋で早めに就寝(20:00消灯)して、朝まで良く寝られたことで、昨日の疲れがかなり取れており、朝から体調は良かったです。1人で山小屋を使えるなんて、贅沢なことですね。
5:25 大深山荘発
5:30 発のおおむね予定通りの出発となりました。
大深岳に登る
大深山荘から大深岳には、30分ほどで到着します。ゆるやかな斜面を登っていきます。
5:50 大深岳(おぶかだけ 1541m)
大深山荘から斜面を登っていくと、大深岳に到着します。大深岳自体の展望は優れていませんが、その周辺の登山道からは、雄大な八幡平を眺めることが出来ます。
朝露で足元が濡れる
草があまり駆られていないので、朝露で足元がとにかく濡れてしまいました。ゲーター装着は必修だと思いました。安くて軽いゲーターは、1000円以下で売られているので、そのようなもので十分です。
6:05 八瀬森の分岐
秋田県側にあるのが八瀬森山荘です。三ッ石山荘までは、4.7kmとまだ距離がありそうです。
6:15 縦走は続く
八瀬森の分岐から谷に下って、そこから登りがあって、小畚山(こもっこやま)に至ります。
6:55 小畚山(こもっこやま 1467m)
小畚山(こもっこやま)1467mは、展望が開けて岩手山も大きく見えます。
小畚山から三ッ石山
三ッ石山には、それほど高低差がありません。
8:00 三ッ石山 1466m
三ッ石山の山頂からは、岩手山が良く見えます。
8:05 三ッ石山 標識
三ッ石山の標識は、三ッ石山の山頂から少し離れた所にあります。
8:50 三ツ石山荘着
三ツ石山荘は、三ツ石湿原に囲まれた場所にあって、ジブリに出てきそうなとっても良い雰囲気をしていました。ここは景観がとても良かったこともあり、そこにいたお花の写真を撮影に来たと言っていたAさん(65歳ぐらい)と網張から上がってきたと言うBさん(70歳ぐらい)と軽い会話を交わしました。意外と気軽にアクセスできる場所にあるということです。
平日に誰もいないような時に三ッ石山荘に宿泊して、松川温泉の宿(松川荘、峡雲荘などがあります)にでも宿泊してゆったりとした時間を過ごすのもいいなと思いますね。松川温泉には、盛岡からバスで来ることが出来ます。三ッ石山荘側からは、八幡平にある藤七温泉を楽しむのも良いです。
9:15 大松倉山
三ッ石山荘からは、25分ほどで「大松倉山」に到着しました。
10:30 網張温泉の分岐
網張温泉からリフトで上がってくることもできます。
10:40 犬倉山
犬倉山は、網張温泉のリフトに乗ってくることが出来ます。網張温泉は、江戸時代から有名な温泉施設だったそうで、岩手山の登山者にも良く使われます。また、冬はスキー客で賑わうということです。
犬倉山の水場分岐
水場までは、登山道から外れて僅か30mで到着します。これほど近いと、水を交換するだけでも良いので立ち寄りたくなりますね。
10:05 犬倉山水場
犬倉山から少し行ったところに水場があります。ジャブジャブと冷たい水が出ていて、いくらでも給水できます。このままでも飲めると思いますが、私は念のために全ての飲み水はフィルターを通しています。
12:00 地熱の危険地帯
黒倉山が前方に大きく見えてきます。黒倉山を超えれば、いよいよ鬼ヶ城を経て岩手山に行くことになります。黒倉山は、目の前で大変そうに見えますが、実際に登ってみるとそれほど時間はかかりませんでした。
12:35 黒倉山
黒倉山の頂上到達です。本当の頂上は、もう少し上にあるのですが、そこは断崖絶壁になって落ちたら大変なので、少し手前に頂上標識が立てられているようでした。
黒倉山頂上の裏側は、断崖絶壁です。
13:05 切通の分岐(重要分岐)
ここで「鬼ヶ城コース」と「御花畑コース」に分かれる分岐となります。鬼ヶ城コースは、岩場が連続しており、山に慣れたやや上級者向けのコースとされています。首都圏から人気の山であれば確実に鎖があるような場所でも、東北の山に鎖は滅多にでてきません。鬼ヶ城では1つも鎖場がありませんが、岩場が連続して慎重さを求められるルートになっています。
「鬼ヶ城コース」は、ルートミスをしなければ大丈夫なのですが、ルートミスをした場合には、谷底に落ちて致命傷になりかねません。ルートミスは、霧が出て視界が悪い時に起こりやすくなります。天候に不安がある場合には、「御花畑コース」を選択すべきでしょう。
鬼ヶ城コース
鬼ヶ城コースは、とにかく長く感じました。
15:45 不動平分岐
不動平避難小屋が見えてきました。
15:55 不動平避難小屋
鬼が丈コースをようやく終了して、不動平避難小屋を目の前に、8合目避難小屋が遠くに見ることができました。不動平避難小屋には誰もおらず、宿泊する人もいないようでした。8合目避難小屋に宿泊するには、協力金1700円がかかりますが、水場があって管理人もいるので安心です。また、毛布(有料500円)を利用すれば、寝袋を持って来なくて良いというサービスもあります。
不動平分岐
16:15 8合目避難小屋
岩手山自体は、馬返しから登山して、岩手山頂上のお鉢巡りをすると合計10.8kmほどで、片道4時間、往復8時間ほどで日帰りが可能になっています。日帰りであれば、荷物が少なくても来ることができます。それでも、避難小屋を利用して宿泊すれば、時間的に余裕をもって登山することができます。
岩手山8合目避難小屋の内部は、3段になっています。夏の週末、紅葉時期などは、満室になることもあるそうで。〇十年前に来た時も、ここに泊まったんだなと、、、あんまり覚えてないんですけど。
御成清水
水場が近くて、いくらでも水が取れる場所では「水枕」できることが分かりました。これが最高に気持ちよく寝れました。次回以降も、水場がある所では、水枕を積極的に使いたいと思います。
Day3
2024.08.03
5時間26分(休憩26分)
4:50 起床
朝は4:30頃に起きる予定でしたが、目覚ましを大音量でかけるのもはばかれ、目覚ましナシで起きたのが結局4:50頃でした。朝食を作って食べて、広げていた荷物をまとめあげます。
5:45 登山開始
5:30に登山開始する予定だったので、若干の遅れはありましたが、許容できる範囲です。
6:05 不動平から山頂アタック
山頂を望む
お鉢の反対側から山頂を見ています。真ん中が盛り上がっていて、奥に岩手山の山頂が見えます。
岩手山のお鉢巡り
岩手山のお鉢巡りは、石がゴロゴロして滑りやすくて、正直「こんな所は来たくないな」と思うような場所です。滑るなら左側がいいかなーとか考えてしまいます。幸運にも、風はほとんどない無風で登りやすい天気でしたけど、ビビりなんで怖かったですね。
山頂までのルート
風が強いと大変だと思います。山頂にアプローチするだけが目的出れば、左回りの方が良い気がします。
岩手山の山頂は、小石ばかりで滑りやすいので注意する必要があります。天気が良ければ問題ないと思いますが、雨が降っていたり、風が強い日は危険があり、実際に風が強い時に転落事故も起きています。
岩手山の山頂付近は、砂利ばかりの地形であり、滑り落ちたら大変です。右側にお鉢の下に降りる道があるので右側から回ることにしましたが、右側の方が若干ながら斜度が大きく感じたので、頂上だけ目指すなら左側からアプローチのみで良いと思います。
7:05 岩手山頂上(薬師岳)
山頂で山小屋の管理人さんの1人が写真を撮影していたので、私の写真も依頼しました。
8:10 8合目避難小屋から下山開始
雲海があって太陽が隠れていて、ほとんど森林の中を歩いたので、午前中にそれほど暑くない中を下山することができました。山頂で水分を十分に保持できたので、水分補給もバッチリでした。
10:40 馬返し登山口キャンプ場に下山
8:10に下山を開始して、10:40に下山したので、山小屋8合目からの下山時間は2時間30分ほどでした。
今回の3日間の行程を終えることができました。馬返しキャンプ場には、飲料水にも使える水場があり、水がジャブジャブ出ています。本当に自然豊かで素晴らしいキャンプ場なのですが、たまに熊が出るそうです。
下山してから、タクシーを呼ぶために靴を履き替えて(超軽量靴を持参)シャツ・ズボン(いつも持ち歩く就寝用の予備ズボン)にはき替えました。さすがにタクシーを泥で汚さないために最低限の配慮は必要です。ザックの汚れだけはどうしようもありませんが、ザックはトランクに入れるので許容して貰いましょう。
11:15 タクシーが来る
ほとんど満車となっている第一駐車場には、タクシーはすぐにやってきました。
タクシーで15分ほどで滝沢駅に到着(4000円)でした。今回の登山は全て終了となりました。安全に2泊3日の日程を終えたことに安心して帰路につきました。
縦走における食糧
食事は、登山の楽しみを左右する場合もあります。毎回、似たような食事では、食事は作業になってつまらないものになってしまいます。なるべく工夫をして、食事を楽しめるようにするのが良いでしょう。レトルトを買うにしても、普段買わないような少し値段が良いもの(1パック400円、500円のもの)を買うと楽しめるようになります。
基本的には、1食の組み合わせとして、お米・おかず・スープ(尾西米+レトルトおかず+アマノフーズ)を基本セットにして、朝、晩を考えます。昼は行動中になるので、簡単に行動食で済ませることが多くなります。尾西米とアマノフーズのスープは備蓄が大量にあるので、そこから数日分を持っていき、あとはレトルトのおかず(具材が多いグリーンカレーなど)をコンビニで調達します。レトルトでは、味を変えるためにグリーンカレー、中華丼などで味を変えます。
超一流のヒマラヤ登山などをする登山家も尾西のご飯を使っていたり、外国人登山家もこのご飯を使っているのだから、登山に持っていくならば、このご飯で間違いないです。私もまとめ買いして、50袋ほどストックしています。マヨネーズは、非常食にもなり、味を変えるのにも極めて有効であると感じます。他には100円ローソンで売られている「ツナフレーク」なども、タンパク質を取るために有効です。
行動食は、必ず酸っぱいもの、甘いもの、辛い物などを組み合わせて取るようにして飽きないようにします。例えば、梅干し系、サーモン酢飯、チョコ系のスティック菓子、唐辛子系スナックなどです。ビタミンCを直接接種するための果物としては、ミニトマトが安価に手に入る上に、簡単に食べられるのでオススメです。あとは、ナッツ類も気軽に食べられます。
ヒマラヤ登山している登山家も「尾西米」を常食しているのを見て、尾西米ばかりを食べていたら飽きてきました。別に無理して尾西米を食べることもないなと思いました。スモークサーモンであったり、アボガドを持っていき、醤油と合わせて食べたりすれば飽きないのかなと思ったりします。1日目であれば、氷と一緒に持っていけば、冷凍肉もいけるんじゃないかなと思います。
1人で行動することの意味
基本的には、ソロ登山は複数登山よりもリスクを高めることになります。遭難しても、誰も助けてくれないどころか、誰からも発見されない可能性があるからです。その分、自分1人で考えて、準備していく必要があるので、自己成長に繋がることができます。そして、自己成長は、他者のサポートを行うことができる実力を身に着けることができる可能性があります。
荷物の重量
食糧・水を除いて計測した重量が約10kgであり、食料、水を入れると約14kgを持ち歩いたいたと考えています。東北地方では、避難小屋が解放されているところが多くて、テントを持っていかなくて良いのは非常に楽になります。下手に食料を減らす縦走は、身体に負担が大きいと考えているので、健康に配慮して良い食事をとりたいと考えるので、それ以外の荷物をいかに減量するかは大事だと思います。また、コッヘル(鍋)は、必ず2つ持つなど、減らせない予備もあると考えています。
1人ソロ登山では、ビバーク用のツェルトも持っていくべきですが、私は代用品として超軽量の自転車カヴァーを持っていきます。どのツェルトよりも軽いですが、緊急時には1人用のテントのようになり、絶対に役に立ちます。自転車カヴァーを持っていけば、簡易のツェルトの代用とできます。
ソロ登山では、外部に救助を呼ぶためにも、バッテリーを余分に持っていくことが必要になります。私の場合、スマホは2台持ち、バッテリーは縦走1日につき10000mAで、さらに予備バッテリーも持っていきます。スマホがなくては何もできないからです。
登山の記録が重要である理由
こうして細かい登山記録には時間がかかりますが、登山記録を付けることで「1人反省会」を行うことが出来るので、次回の登山で改善することができます。毎回、きちんと改善をしていかないと、食事がワンパターン化したり、同じ失敗を繰り返したり、下手すれば遭難に繋がったりします。登山を存分に楽しむためにも、やはり反省は欠かせません。食事のバリエーションを増やして、軽量化して、睡眠の質を高めることが重要です。
寝袋を軽量化したり、ミニトマトを持参したり、水を凍らせて行ったり、長袖を薄手のものにしたり、日焼け対策に顔を覆うようにしたいりと、前回の縦走ではなかった工夫もすることができました。ほとんど日焼けを阻止することができました。
全体の感想
正直、2泊3日で短かい上に八幡平のアクセスも容易だったので、昨年の1週間近くに渡って旅をした飯豊山ほどの達成感はなかった(かけた予算が飯豊山の半分以下)ですが、それでも安全に登山を楽しむことが出来て、自己成長もできたかなと思います。
今回は、ルートの都合上で温泉に行くことができませんでしたが、最後に温泉で終えるのがやっぱり気持ちいいのかなと思ったりしました。