雪山の登山

夏と冬の道が異なる

遭難事故の原因になることもあるのですが、夏と冬の道が異なっている場合があるので、先に良く確認しておく必要があります。実際、夏に経験した通りのルートに進んで遭難する事故も発生しています。

冬の日没が早い

夏山では、日が長いので16時半頃に下山するような登山計画でも何とかなったりします。しかし、雪山では、15時頃には暗くなって、気温も一気に低下します。夜になると行動不能になり、危険度も跳ね上がるので、15時前には下山、もしくは宿泊場所に到着する必要があります。

このため特に冬山は、早めに行動を開始して、早めに下山することが必要になります。雪山で暗くなった場合には、無理して行動すると滑落の危険性が出てくるので、その場でビバークを検討しなければいけません。

トレースばかり信じない

先に歩いた人のトレースの通りに行くと、道から外れてしまっていることがあります。特に疲れていると判断能力が低下して、地図を見るのを怠ったりすることがありますが、トレースどおりに行くと道から外れていることもあるのです。

スマホが使えなくなる

スマホに依存していると、スマホが落ちた時にヤバいことになってしまいます。

肌を露出すると凍傷になる

冬の雪山は、マイナス10度を下回る世界で、少しでも肌を露出していると凍傷になります。特に指の凍傷に気を付ける必要があり、スマホをいじる時でさえ、最低でも手袋1枚は必要になります。

全ての予備を持参する

雪山では、全てのものに予備を装備しておく必要があります。そうしなければ、濡れた時、紛失した時点で一気に凍傷リスクがでてくるからです。

濡れた時、紛失した時のために、予備の手袋の持参が必修になります。手袋は軽量であり、予備を持ってもそれほど重くなりません。100円ショップのものでも、予備のフェイスマスクを持っていくのが良いでしょう。予備を持っていくことは、チームメイトのサポートになることもあります。靴下さえ予備を持っていかなくてはいけません。ゴーグルを谷に落としてしまったらどうしましょう?その場合に予備のサングラスでもいいので持っていくと、遭難だけは防ぐことができるかもしれません。

雪洞ビバークの注意点

急に悪天候になったら、移動するのが危険であるので、ビバークして停滞する選択を取った方が良いこともあります。そのために、燃料・食料などを多めに持参しておく必要があります。

雪に埋もれる女性

雪山では、吹雪になった場合には、雪洞を使ってビバークするという方法がとられます。雪洞は、緊急時に極めて有効ですが、「崩れた場合に遭難リスクが高い」という欠点があります。実際、雪洞でビバークしたけど、雪洞が崩れて死亡に繋がったケースも沢山あります。雪洞が崩れると、装備を喪失する可能性があり、極めて危険な状況になります。

かたい雪は雪洞を掘るのが大変で、柔らかい雪は崩れる危険性があります。雪洞よりは、下に掘って上をかぶせるような作りの方が良い場合もあります。