社会人サークルは、アウトドアサークルに限ったことではないですが、「大人の社交場」でもあると考えています。特に社会人になると、沢山の人と出会う機会がなくなります。社会人サークルは、大人の出会いの場所でもあり、社会人サークルのプラットフォームを通じて、その関係を持続することができる場所でもあると考えています。
大人のファンタジーを作る場所
大人のアウトドアサークルは、ディズニーランドに行かないと楽しくない?という問いに応えたいと思っています。アウトドアをする自然の中では、登山で疲れるし、虫もいたり、安全で快適とは限らないのです。それを含めて楽しむことができるのがアウトドアです。
社会人サークルは、大人のファンタジーを「現実の社会で」一緒に作り上げる場所でもあります。現実の世界で、一緒に楽しい場所を作ってみませんか?という試みでもあります。どこかで作られたものを見るのではなくて、自分で自然にお出かけして、仲間と一緒に新しい世界観を作り上げていくという過程を楽しむというものです。社会人サークルは、「現実が見せる最高のファンタジー」まで高められたらという思いがあります。
企画のアイディアと実現
幹事だけが企画を考えたのでは、良い企画が生まれていくことになりません。誰かの世界観に統一されないことは、それだけ「幅広い静観を実現できる」ということでもあります。企画を立ち上げるのは、手間暇がかかることですが、そのようなことをやりたいというのは、やはり「心の野心家」と言える人たちで、そうした人が集まることで面白い世界観ができあがるのです。
みんな、大した金がない中で、企画をあげていくところに面白さがあるのかなと思ったりするのです。金をかければ、もっと贅沢な遊び方ができるでしょうけど、それはアウトドアから外れた「ホテルの滞在」になってしまうような気がします。
仕事以外の人間関係
社会人になれば、仕事以外の人間関係を作ることが難しくなります。仕事以外にコミュニティに所属することがなくなるからです。社会人サークルでは、そのように「仕事以外のコミュニティ」を形成することを目指すことになります。
仕事外でコミュニティを形成するには、趣味の世界で一緒に楽しむことが良いでしょう。ある程度の趣味が一致していないと、話をしても共通点が見いだせず、友達になりづらいからです。アウトドア&登山を楽しみたいという人が集まることで、山の話題、キャンプの話題などが中心になっていきます。
信頼できるコミュニティ
人間関係は、1回、2回会ったで構築できるものではありません。健全に頼めるコミュニティを形成するには、それなりに時間がかかるものです。
お金がかかる趣味である
アウトドアは、毎回お出かけするのに「お金がかかる趣味」でもあります。確かに、安く済ませようと思えば、テント、寝袋、マット、必要最低限の調理器具さえあれば良いのですが、実際にそんな簡単にはいきません。
キャンプを存分に楽しむためには、さらにチェア、テーブルなども必要になります。キャンプ場までの交通費・キャンプにかかる費用などを考えると、1回1万円を超える事も珍しくありません。まさに、お金がかかる大人の遊びであり、キャンプにこだわるほど、お金がかかるようになるのです。
登山だけで仲良くなれない
突然、車に同乗してアウトドア・登山に一緒にでかけようというのは、それ自体が無理があります。やはり、遠出する前にお互いに信頼関係を構築することが大切になります。登山に行く前に、顔合わせしてから登山にお出かけした方が安心感があります。また、登山中は会話に集中できないこともあるので、飲食店などで仲良くなる必要もあるでしょう。