山で雨が降った時の対策

登山では、基本的に雨が強いとき、台風が来る時には、行程を中止・延期するのが基本になります。ただ、山の天気は変化が激しいので、いざという時にきちんと雨の備えをしておくことも大切です。

雨で注意すべきこと

雨で注意すべきことは、低体温症と、落雷事故です。どちらも、生死に関わる深刻な状況をもたらすものです。

レインウェア

透湿防水の製品(ゴアテックスなど)が基本になりますが、大雨の中で長時間の歩行を続けた場合には、用を成さない場合もあります。レインウェアだけでなくて、ポンチョ、雨合羽などを持っていくのが良いでしょう。

100円ショップの雨ガッパ

100円ショップで売られているビニールの雨ガッパは、雨の対策として極めて有効です。山の中で大雨になると、素材がいかに良いものを身につけていたとしても濡れてしまいますが、雨ガッパを上から羽織るだけで濡れを防止することができるからです。

100円ショップの銀マット

100円ショップの銀マットは、登山に欠かす事ができないグッツです。超軽量であるにも関わらず、その用途が幅広いからです。地面に敷くこともできますし、保温のために体に巻きつけることもできます。あらゆるシーンで使えるので、必ず持っていくようにしましょう。

超軽量の折りたたみ傘

100グラムほどの超軽量の折り畳み傘は、平地など隠れる場所がない時にも、大変に役立ちます。また、場合によってはビバークする時にも使えるでしょう。必ず、1本は絶対に持っていきたい小道具です。行動中は手がふさがるので難しいとしても、座って休憩する場合にも、傘があるだけで濡れなくて済むので非常に役立ちます。

ザックカバー

雨の中で行動する時には、ザックが濡れてしまうことがあります。常にザックカバーを持って歩く必要があります。

雨よけのタープ

タープがあれば、緊急時などにテント代わりに設営することができます。木と木にロープを渡して、そこにタープをかぶせて三角形にすれば、緊急用の休憩所ができます。タープを張るためのロープ&軽量ペグも最低4本ぐらい持っていくのが良いでしょう。ただし、タープ下でBBQをすると、タープが焦げるので注意が必要です。

タープは、避難小屋で雨漏りしていた時などにも利用することができます。とにかく濡れないようにすることが大切な時、タープが威力を発揮することは間違いありません。

雷の被害による危険性

雷が来ている時に尾根沿いを歩いていると、雷の直撃を受けて、命にかかわるような被害になる可能性があります。遭難事故の事例から教訓を学ぶにも書いた「穂高岳落雷遭難事故」(1967年8月)では、多くの高校生が雷に打たれて死亡しました。

落雷事故を避けるためには、雨が降ってくるタイミングで頂上、尾根沿いなどの危険地帯を歩かないことが大切になります。