塔ノ岳・丹沢山・鍋割山の縦走登山

前日10月1日に台風16号が日本の東側海上を通過したことで影響が心配されましたが、雨が降ったのが1日だけだったので、予定通りに開催することになりました。心配されていた登山道の地面はほとんど濡れておらず、安全に歩くことができました。

最初の予定では、塔ノ岳に登頂して、山頂の尊仏山荘に1泊して帰る予定でしたが、山小屋で話し合いによりプランを変更して丹沢山に行き、鍋割山も立ち寄ることで尾根に沿って丹沢3山(塔ノ岳、鍋割山、丹沢山)を縦走することになりました。翌日の朝の天候が良かったこともあり、塔ノ岳から丹沢山に往復して、塔ノ岳から鍋割山方向から大倉へ下りました。天気が良くて山頂付近の気候も良くて、気持ち良く歩くことができました。

日時:2021年10月2日(土)~10月3日(日)
参加者:4名(男性2名・女性2名)うち初参加2名
時間:8:30 渋沢駅
解散:翌18:00 渋沢駅
予算:交通費、宿泊費6000円、温泉1000円ほか。
経路:大倉 → 塔ノ岳 → 丹沢山 → 塔ノ岳 → 鍋割山 → 大倉
歩行距離:行き6.1km
主催リーダー:ヒロ

7:20 新宿発(特急はこね51号)
登山する前から疲れると、まともに登山できなくなる可能性があると思って、ロマンスカー特急はこね51号を使って新宿から秦野まで移動することにしました。さすがに特急を使うと、早くて快適に移動することができます。朝から特急ロマンスカーで旅行気分を味わうことができます。朝食もロマンスカーの中で済ませました。

7:16 秦野駅
7:28 渋沢駅着
8:30 渋沢駅集合
渋沢駅のバス停前でサークルのメンバーと待ち合わせを行いました。時期的にそれほど登山者が多くなかったこともあり、バスに座って移動することができました。

8:40 渋沢駅バス乗車
9:00 大倉バス停到着

トイレ休憩、自動販売機で水の調達などを行いました。天気がすごい晴れになって、空が青くてとても気持ちがいい朝でした。

9:15 大倉バス停出発

大倉尾根を登っていきます。前日までの台風で、道に草木が落ちていますが、登山に全く支障はなさそうです。秋の涼しい風を受けながら登っていきます。最高の登山日和でした。

10:30 見晴茶屋に到着

大倉バス停から約1時間ほどで見晴茶屋に到着します。2021年9月末で夏季営業を終えていて、営業していませんでした。ここに宿泊もできるようで、丹沢は中腹にまで宿泊可能の山小屋があって、本当に便利だと思ったのでした。


11:10 駒止茶屋に到着

大倉尾根をかなり登ってくると、駒止茶屋に到着します。土曜日だというのに営業していませんでした。どうやら、夏季の限定営業を行っているようです。建物自体はプレハブ小屋のような感じになっています。


13:50 花立山荘に到着

10月だというのに、まだ「かき氷」(500円)を販売していました。とん汁、うどんなどの販売があって、ここで昼食を買うのが良いと思いました。ここからの景色も最高です。

15:00 尊仏山荘到着

塔ノ岳は、日帰りでも頂上まで往復できますが、そこで尊仏山荘に宿泊すると、さらに夕焼け、夜景、日の出を楽しむことができてしまいます。この塔ノ岳からは、丹沢で最も良い景色を眺めることができます。

塔ノ岳の山頂に建っている「尊仏山荘は、2階建てになっていて、2階の窓から景色を見ることができる山荘になっています。この小仏山荘では、夕食に1000円で手作りカレー(おかわり自由)を楽しむことができます。素泊まり5000円、食事1食1000円で楽しむことができます。北アルプスの山荘は、8000円~10000円ぐらいの所が多いので、それより安価で楽しむことができます。

夏の時期には、入りきれないほどの人で溢れることもありますが、この日の宿泊客は14名で快適に過ごすことができました。景色を楽しむのであれば、冬の晴れた日もいいかもしれないと思いました。

尊仏山荘
尊仏山荘

17:45 山小屋夕食カレー

尊仏山荘のカレーライスを食べました。指定された時間に食堂に入っていくことになります。今回は、14名だったので、ほぼ全員が一緒に食堂に入って食べ始めました。このカレーライスは、何と「手作り」だそうです!おかわり自由というのも最高でした。サイドメニューのサラダは、種類が豊富でリンゴ・オレンジ付きです。

尊仏山荘カレー
尊仏山荘カレー

夕方頃から雲行きが怪しくなってきていましたが、消灯時に大雨が降ってきて、外に行っても夜景がほとんど見えない状況になっていました。そのうち雷が発生したので、「これはヤバい」と思って外に出るのをやめました。そのまま消灯となりました。

20:00 消灯
尊仏山荘では、漫画本などがおいてあって、暇つぶしに困ることはありません。この日は、幸いにお客さんの数も少なかったので、山小屋を広々と使うことができて、快適に過ごすことができました。

00:00 夜景を見る

夜中にトイレに行きたくなって起きて、雨が止んだかな?と思って外を見ると、夜中12時なのに驚くほどの夜景が目の前に広がっていました。最初、1人で外に行って夜景を見ていましたが、1人で見るにはあまりに惜しいと思って、隣に寝ていた1人を呼んで一緒に夜景を見ることにしました。

函館の夜景を凌駕するその夜景には、本当に驚きました。目の前に一面に180度以上も広がる夜景は、本当に見事でした。

5:00 起床
起床時間を5:20分頃に設定して目覚ましをかけていたのですが、周囲は5:00頃に起きはじめていたので、その音で5:00頃には目が覚めてしまいました。

5:30 日の出を待つ

日の出時間は、山小屋の人から5:24分と聞いていたのですが、雲に隠れて日の出がなかなか来ず、日が見えたのが結局6:00頃になってからでした。食事の間際になって日の出を見て、食事の準備にとりかかります。

6:15 朝食ホットサンド
キャンプなどで使うホットサンドメーカー(1人用)をもっていきました。これはかなり便利で、暖かい食べ物を朝から食べることができます。3人分を焼くのに多少の時間がかかったりして、反省点も次回に活かしていけたらと思います。

朝食のほっとサンド


7:00 塔ノ岳から丹沢山方面に出発

塔ノ岳から丹沢方面の稜線は、木が少なくてとても景色が良くて、天気が晴れていたこともあって気持ち良く歩くことができました。

塔ノ岳~丹沢山のルート
塔ノ岳~丹沢山のルート

8:30 丹沢山登頂

丹沢山の頂上は、「みやま山荘」があります。みやま山荘は、とても清潔感がある山荘で、ご飯も美味しいと評判の山荘です。グループ宿泊はもちろん、カップルで宿泊しても楽しめるかもしれません。丹沢山系の中心にあるので、この山小屋を拠点として、塔ノ岳方面、蛭ヶ岳方面に行くのも面白いと思いました。

丹沢山山頂頂のみやま山荘

10:30 塔ノ岳山頂
塔ノ岳の山頂に戻ってきました。ここで景色が良かったので、30分以上の休憩を入れました。

塔ノ岳山頂~鍋割山

塔ノ岳の山頂から鍋割山の尾根は、遊歩道のように整備が進んでいて、木の歩道が「アスレチック仕様」になっていました。子供でも喜びそうな感じです。

12:15 鍋割山山頂

鍋割山の山頂で昼食として鍋焼きうどんを食べました。少しずつ値上げされて1500円ですが、具が沢山入っていておいしいです。山の上で暖かい食事ができるのは素晴らしいことです。

17:00 大倉バス停
大倉のバス停に戻ってくる頃には、少し薄暗い感じになっていました。近場の登山でしたが、携帯の電波も繋がらず、何だか夢の世界から現実に帰ってきたような気持ちになりました。

17:30 渋沢駅着
渋沢駅に到着した頃には、既に外が暗くなっている状況でした。

18:30 湯花楽 秦野店

そこからバスで渋沢駅に行き、渋沢駅から車で4人で温泉に向かいました。湯花楽 秦野店に行って、1時間ほど温泉を楽しみました。19:30分で既に温泉の食堂時間が微妙だったので、車でラーメン店を探して適当に入りました。適当に入店したわりには、美味しいラーメンを食べることができました。

非日常を味わうことができた、大満足の2日間でした。

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